これは
8月6日の日記です
今朝は6時起き
やはり高山病からなのか 頭痛がしていました
それに加え ペルーの朝はとにかく冷えます
しかもホテルのシャワーは水しか出ません
これは何かの修行かとも思いましたが
なんとかシャワーに入り目を覚ましました
今日の予定を確認し
ホテルで朝食を済まし
いざ出発
旅のモットーは
“現地を体感”すること、
観光地ばかり歩いていて 何がその国を見た、その国を知った と言えようか?
ということで
まずは観光客が立ち入り禁止の地域に向かいます
立ち入り禁止といっても
ホテルの人や観光ガイドに決して行かないように
といわれている地域であるだけで誰でも入ろうと思えば入れます
こういうところに行く
観光客が強盗、スリ、首絞め強盗にあっているそうです
とにかく軽装で財布,リュックも持たず
ポケットには30ソルほど(U.S12ドル)ほどをもち
1時間ほど歩きました
観光地から随分離れた
禁止区域の中も随分進んだところ、
朝も早いということで
市場に向かう人たち
学校に行く子供たち
タクシーもどき(あれはやっぱりタクシーでした)もたくさん行きかい
車のクラクションが目まぐるしくなっています
街が本当に生き生きしていました
確かに 観光客丸出しで歩いていたら危ないのかもしれません
でもここでは何も危ない目に遭うことなく すみました
途中とても賑わっている市場があったのでよってみました
衣類から日用雑貨
新鮮な野菜、魚
日常に必要な物は何でも揃っていました
中でも一番驚いたのはその場で解体している肉屋
一瞬“うっ…”っとするような匂いを放ち 目の前には
肉の 塊、 塊、 塊
牛、豚、鳥のみならず
アルパカやラマ
他にも得体の知れない物が多々ありました。
興味深げに見ているとお店のおばさんが何か話しかけてきます
相変わらず言葉がチンプンカンプンなので
ジェスチャーでこっちにおいでと言ってきます
何かなーと思ったら
出たー!
すげー!
これは何? と聞いたら 子牛だそうです
いやぁ これはさすがに食べれんと思ったその瞬間
おばさんが肉屋の裏にある屋台を指差すではありませんか
これは“食え”ということなのだろうか
ちょうどおなかもすいていたこともあり
仕方なく…?(自分の意思で?)
その屋台に向かいました
屋台に座るとさっきのおばちゃんが 看板に書いてあるメニューを指差し
ちょっと待ってての合図をして なにやら調理を始めました
その調理風景に
“出たー!!ちょっと待ってー無理だからー”
と日本語で叫んでしまいました。
周りのペルー人の方々大爆笑
ドンと置かれたその食べ物 ビックリです
BBQ? まさにさっき見た物の “丸焼き”
生まれて初めて“丸焼き”見ました
グロテスクです
お値段15ソル…
他のメニューのものはほとんどが5ソルなのに
それだけ15ソル(6ドル)と書いています
。。。
。。。。。。
値段以上にそのグロテスクさに
無理~ 無理~のジェスチャーをします
横に座っていたペルー人のおっちゃんたちが
チョっこ と食え見たいな合図をするので
しぶしぶ座って
ドッカーンと目の前に置かれた物を見つめました
見つめました。。。
見つめました。。。。。。。
見つめられました。。。。。。
このまま食うのかよっと思っていた矢先おばちゃんがでっかい包丁で
切ってくれました
しかも切り分けてくれたのは顔面の部位
他のところでいいのにと思いつつも
“ココがうまいんだよ”みたいな グッドサインを出されたので
恐る恐る食べてみました
口の中に広がる 炭の香りと血の入り混じった味
香辛料はペルー特有のものなのだろう、非常に匂いがきつい
肉の味は 顔面だからなのか 脂が大量に出てくる
口にするたびにむせてしまいました
周りの人たちは僕の表情を見るたびに笑っているし
いつの間にか軽い人だかりが出来ていました
横のおじちゃんもつまみ食いをし
いやぁ少しペルーのかたがたと仲良くなれた気がした瞬間でした
おなかはいっぱいにはなっていなかったけど
おばちゃんにもういいよと合図をしたら
最後にデザートに
またわけのわからない
ココナッツのゼリーのような物を出してくれました
それもなんとかおなかの中に流し込み
いざお会計に
お金を見せ“いくら?”のジェスチャーすると
おばちゃん笑いながら ノーマネーと英語で言ってくれました
いやはやありがとうございました
一生の思い出になりました
ということで
この日の前半はこのようにして終わりました
この後ホテルに戻って小休止し
いざインカ遺跡へと旅に出ます